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ベイエリア 日系企業の概況

ベイエリアは、米カリフォルニア州北部のサンフランシスコ沿岸地域の総称で、同州経済を支える主要地域。西海岸における金融、保険産業の中心地サンフランシスコと、その南のサンマテオ、サンタクララ両郡などに広がる IT産業クラスター「シリコンバレー」一帯は、世界で主導的な役割を果たす先端産業の集積地として知られる。そのリベラルな土地柄から、文化、芸術などでも多様な発展を見せる。

 

 世界銀行と米労働省のデータによると、ベイエリアの経済規模は8,410億ドルで、国別のランキングに当てはめるとトルコとオランダの間の世界18位にランクされるほどの大きな規模を持つ。

 

日系企業数は最高記録を更新

 北カリフォルニア26郡(カウンティ)で存在が確認できた日系企業は、2017年末時点で913社だった。これは、日系企業数が過去最高となった。2016年の前回調査の770社を大きく上回るもので、企業数の最高記録を大幅に更新した。今回の調査で新たに存在が確認できた企業は143社で、このうち2016~2017年に新たに設立された企業は42社だった。

 

多彩な業種が進出するベイエリア

 ベイエリアへ進出する日系企業は、もともとシリコンバレーの IT 企業とのアライアンスを 目指す IT 分野が主であった。しかし近年これに加え多様な産業分野の企業が進出するようになってきている。2016年調査では外食産業、2014調査ではアパレルや生活雑貨の小売、食品小売の進出が目立っていた。さらに今回の調査では、製造業の進出が際立っていて、ベイエリアに進出する業種はさらに広がりを見せている。

 

立地の状況

 所在地が確認できた913社の立地状況をみると、シリコンバレーのほとんどの自治体が属する「サンタクララ郡」の占める

割合が最も大きく44.5%だった。次いで多かったのは、近年企

業の進出が目立つ「サンフランシスコ郡」の19.2%だった。3 番目に多かったのは、サンタクララ郡とサンフランシスコ郡の間に位置する「サンマテオ郡」で、18.2%を占めた。これら3郡の後に次いだのは、サンフランシスコからベイブリッジを渡った湾岸の東部に位置し、近年再開発が進むオークランド市を抱える「アラメダ郡」の11.2%だった。これ以外の郡に立地する日系企業も存在するものの、その数は多くはなく、上位4郡が9割以上を占めている。

 

 ベイエリアの日本企業の約半数が集まるサンタクラ郡を市別にみると、シリコンバレーの中心都市で、カリフォルニア州第3の都市の「サンノゼ」が最も多く、39.2%と全体の4割近くに達した。それに次いだのは、インテルなどの世界的に有名な半導体メーカーが本社を置く「サンタクララ」の21.2%で、3 位はヤフーの本社やマイクロソフトの研究所が所在すること で知られる「サニーベール」の15.5%だった。

 

 

2016~2017年の新規設立は年間21社

 ベイエリアの日系企業数を設立・進出年別に見ると、進出・設立時期が判明した企業754社の内、2016~2017年に新たに進出した企業数は年間21社で、2011~2015年の各年の進出数と比較すると減少したものの、2010年のレベルを維持している。

 

 また、今後2020年までに引き続き年間20社設立されると仮定すると、2016~2020年で約100社が進出すると予想される。この数は、2011~2015年の水準(5 年間で183社)からは減少するものの、2006~2010年の水準(5年間で81社)を上回っている。

 

ベイエリア 日系企業の概況

ベイエリアは、米カリフォルニア州北部のサンフランシスコ沿岸地域の総称で、同州経済を支える主要地域。西海岸における金融、保険産業の中心地サンフランシスコと、その南のサンマテオ、サンタクララ両郡などに広がる IT産業クラスター「シリコンバレー」一帯は、世界で主導的な役割を果たす先端産業の集積地として知られる。そのリベラルな土地柄から、文化、芸術などでも多様な発展を見せる。

 

 世界銀行と米労働省のデータによると、ベイエリアの経済規模は8,410億ドルで、国別のランキングに当てはめるとトルコとオランダの間の世界18位にランクされるほどの大きな規模を持つ。

 

日系企業数は最高記録を更新

 北カリフォルニア26郡(カウンティ)で存在が確認できた日系企業は、2017年末時点で913社だった。これは、日系企業数が過去最高となった。2016年の前回調査の770社を大きく上回るもので、企業数の最高記録を大幅に更新した。今回の調査で新たに存在が確認できた企業は143社で、このうち2016~2017年に新たに設立された企業は42社だった。

 

多彩な業種が進出するベイエリア

 ベイエリアへ進出する日系企業は、もともとシリコンバレーの IT 企業とのアライアンスを 目指す IT 分野が主であった。しかし近年これに加え多様な産業分野の企業が進出するようになってきている。2016年調査では外食産業、2014調査ではアパレルや生活雑貨の小売、食品小売の進出が目立っていた。さらに今回の調査では、製造業の進出が際立っていて、ベイエリアに進出する業種はさらに広がりを見せている。

 

立地の状況

 所在地が確認できた913社の立地状況をみると、シリコンバレーのほとんどの自治体が属する「サンタクララ郡」の占める

割合が最も大きく44.5%だった。次いで多かったのは、近年企

業の進出が目立つ「サンフランシスコ郡」の19.2%だった。3 番目に多かったのは、サンタクララ郡とサンフランシスコ郡の間に位置する「サンマテオ郡」で、18.2%を占めた。これら3郡の後に次いだのは、サンフランシスコからベイブリッジを渡った湾岸の東部に位置し、近年再開発が進むオークランド市を抱える「アラメダ郡」の11.2%だった。これ以外の郡に立地する日系企業も存在するものの、その数は多くはなく、上位4郡が9割以上を占めている。

 

 ベイエリアの日本企業の約半数が集まるサンタクラ郡を市別にみると、シリコンバレーの中心都市で、カリフォルニア州第3の都市の「サンノゼ」が最も多く、39.2%と全体の4割近くに達した。それに次いだのは、インテルなどの世界的に有名な半導体メーカーが本社を置く「サンタクララ」の21.2%で、3 位はヤフーの本社やマイクロソフトの研究所が所在すること で知られる「サニーベール」の15.5%だった。

 

 

2016~2017年の新規設立は年間21社

 ベイエリアの日系企業数を設立・進出年別に見ると、進出・設立時期が判明した企業754社の内、2016~2017年に新たに進出した企業数は年間21社で、2011~2015年の各年の進出数と比較すると減少したものの、2010年のレベルを維持している。

 

 また、今後2020年までに引き続き年間20社設立されると仮定すると、2016~2020年で約100社が進出すると予想される。この数は、2011~2015年の水準(5 年間で183社)からは減少するものの、2006~2010年の水準(5年間で81社)を上回っている。