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Salvation Mountain

カリフォルニア州南部の砂漠の中に存在する「サルベーション・マウンテン」は、「世界一ハッピーになれる山」などといわれ、ファッション雑誌や映画、ミュージックビデオの撮影場所としてもよく使用される話題の場所。最近では、「式とは別に美しいロケーションをバックにウェディングフォトを撮りたい」というカップルにフォトウェディングスポットしても人気沸騰中。

 

愛に溢れた空間に秘められた想い

 カリフォルニアのパームスプリングスから、およそ1時間半南下すると砂漠地帯に突然現れる「God Is Love」と力強いメッセージが書かれた山。この山は「サルベーション・マウンテン」と呼ばれ、芸術家レオナルド・ナイトさんによって神への信仰心だけではなく彼のアートへの感情が存分に表現されたもの。ナイトさんは製作中はトラックに住み、ガスも電気もない場所で生活をしながら来る日も来る日も神へ祈り続け、その愛をカラフルな色の花や木、鳥、太陽、ハートなどで表現した。

 

幸せに包まれた最高の瞬間を残そう

 作者のナイトさんが「世界が愛にあふれることを願って作った」というサルベーション・マウンテンは、フォトウェディングスポットとしても人気を集めており、どこを撮ってもフォトジェニック。カラフルでキュートなロケーションをバックに2人の幸せな姿を撮れば、一生の思い出を残すことができるだろう。「LOVE IS UNIVERSAL (愛は永遠に)」と描かれたメッセージの上で永遠の愛を誓うカップルも多いそう。ハネムーンでカリフォルニア州を訪れ、サルベーション・マウンテンまで足を伸ばし、愛に溢れた場所で大切な人と永遠の愛を語る。2人らしい瞬間を大切に切り取って思い出に残そう。

 

砂漠の街を遊びつくす

 サルベーション・マウンテンはカリフォルニア郊外の砂漠のど真ん中にあるため、車もしくはツアーで訪れるのが一般的。併せて訪れたいのが、芸術を愛する人たちが集まって形成された野外アートギャラリー「イースト・ジーザス」。ショッピングを楽しみたい方は130以上もの店舗が入るロサンゼルス近郊では最大のアウトレット「デザートヒルズ・プレミアム・アウトレット」がいいだろう。ロサンゼルス・ダウンタウンからサルベーション・マウンテンまでの道のりの周辺にはセレブ御用達のリゾート地のパームスプリングスやカリフォルニア州最大の湖ソルトン湖があり、少し寄り道をすれば様々な観光スポットを楽しめるのも魅力。この付近ではアメリカ政府によりパスポートの提示を求められることもあるので、経験のあるガイドと行くことをお勧めする。

 

 

 

Mount Shasta

ヒマラヤやキリマンジャロと並び、世界七大聖山の一つと言われるマウントシャスタ。古くからネイティブ・アメリカンが大切に守り受け継いできた、自然豊かなナショナルフォレスト。1820年代からヨーロッパ人が毛皮の狩猟目的で入植したのを皮切りに、1851年以降はゴールドラッシュの坑夫たちが、1887年には林業のための列車が開通して様々な労働者がシャスタに定住していった。今日、林業で栄えた町は、アウトドアや、自転車やゴルフ、スキーなどのスポーツ、川釣りを楽しむ人、家族連れの旅など観光スポットとして人気となっている。北カリフォルニア州の中でも、リトリートから大自然の中でのキャンプまで楽しめる新しいスポットとして、今注目を浴びている。ベイエリアからは車で5時間ほどの距離にあり、忙しい都会を抜け出すGetawayにはおすすめだ。(参照元: visitmtshasta.com)

 

 

 シャスタ山五合目へ

 シャスタに来たなら、まず最初にシャスタ山の五合目まで車を走らせたい。標高2118メートル(6950ft)にバニーフラットと呼ばれるスポットがあり、シャスタ山の写真を撮る人気スポットだ。ここから更にホースキャンプ(シャスタ登山に向かう人たちのベースキャンプ)に続く2時間ほどのトレイルや、夏季(7月~10月中)には、車止めのゲートが開き、更に上のオールド・スキーボールまで車でアクセスできる。その中腹に、後述するシャスタのパワースポットのひとつ、パンサーメドウがある。冬はソリやスノーシューで雪遊びをする家族連れやクロスカントリースキーを楽しむ人たちでにぎわう。また、マクラウド側の89号線沿いには、シャスタを見上げる場所に位置するスキー場「マウントシャスタ・スキーパーク」もあり、リフト料金も手ごろで手軽に楽しめる。

 

レムリアの神殿の伝説が残る、

キャッスルレイク

 シャスタは豊かな水に囲まれ、湖や滝が点在している。その中でもキャッスルレイクは、初夏は雪解け水が美しく、夏はカヤックやスイミング、秋は紅葉を楽しむひと、冬は凍った湖の上を歩いたり、季節ごとに違った表情を見せてくれる。透明な湖を見ていたら、見とれて思いがけずそのまま湖に落ちて泳いでしまった、という人も。キャッスルレイクから、更にトレイルを小一時間歩くと、ハートレイクにたどり着く。ただし途中の岩場がわかりにくいので、初めての人はガイドを頼むか、知っている人と一緒にいくことをお勧めする。ここは、昔レムリアの神殿があったから『キャッスル』レイクと呼ばれているという逸話も残っている。

 

マクラウドリバー、3つの滝

 シャスタ山の南に位置する、隠れ里のマクラウド。ヒストリック・タウンで昔ながらの街並みが残り、メインストリート突き当りに、日本人が経営するB&B(宿)ストーニーブルックインが建っている。ポテトや卵料理、パンケーキなど手作りの朝食が好評でリピーターも多い。日本からの長期滞在者も多く、シャスタ山の宿坊のような存在でもある。宿から車で8分ほどのマクラウドリバー沿いには、3つの滝があり、ローワー・フォールズからミドル・フォールズまでの約40分のトレイルは平坦な道で歩きやすく森林浴を楽しめる。ミドルからアッパーフォールズは少々登りになるので、車で移動して滝を見に行く人が多いようだ。夏には川で水遊びをする地元の子供たちや観光客でにぎわい、春はインディアン・ルバーブのピンクの花や、野生のハナミズキ、秋は黄葉の木々を眺めて散策するのも楽しい。

 

神秘の湖、メディスン・レイク

 そのマクラウドから更に車で1時間ほどのパワースポットへ足をのばしてみよう。標高2300メートルに位置するメディスン・レイクは、古くからネイティブ・アメリカン、モドック族の聖地として大切にされてきた場所で、噴火でできたカルデラ湖だが、その大きさに海のように感じるほど。ミネラルたっぷりの冷泉は、足をつけただけでも癒されてしまう。アクセスは7月~10月中旬ごろ。タイミングとご縁があればぜひ訪れたいスポットだ。

 ネイティブ・アメリカンの儀式

 ネイティブ・アメリカンの浄化の儀式、スウェットロッジは、カルーク族のメディスンマン、ウォーキング・イーグル氏が中心となって執り行われる。数年前までは、シャスタ温泉の敷地内で毎週行われていたが、現在では、Weed市の私有地で不定期の土曜日に寄付金(目安40ドル)にて儀式に参加することが可能だ。(注:生理中は儀式に参加したり、儀式中のロッジに近づくことはできない)。真っ赤に熱した聖石をドーム型のロッジに運び、聖水をかけて熱い蒸気を全身に浴びる、次元を超えた癒しの体験。ネイティブ・アメリカンの儀式を体験すると、シャスタのパワーを受けて、それまで悩んでいたことがちっぽけに見えてしまうかもしれない。スウェットロッジの情報は、Facebookページ「SPIRIT OF THE WIND」で日程などの確認を。

 

 

 

 

Disney Cruise Line

日頃の喧騒から離れ、のんびり過ごす夢のようなクルーズの旅をディズニーのキャラクター達と一緒に楽しめるディズニー・クルーズライン。バハマクルーズ・カリブ海コースでは、ディズニーのプライベートアイランド「キャスタウェイ・ケイ」にも寄港。海を舞台に繰り広げられるディズニーのエンターテインメントで、どのテーマパークにもない、現実とイマジネーションが詰まった究極のバケーションを過ごそう。

 

大人気のバハマ諸島コース

 はじめてディズニー・クルーズラインに乗船する人には、フロリダ州ポート・カナベラルとマイアミ、テキサス州のガルベストン港より出港するバハマ諸島コースをお勧めしたい。バハマ諸島のナッソーやディズニーが所有するプライベートアイランドのキャスタウェイ・ケイなど、南国の島々に寄港する(※出航日により異なる)。ポート・カナベラルから出航するクルーズではフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドとセットで旅を楽しめる。首都ナッソーは、レストランや水族館、ウォーターパーク、カジノなどが備わる統合型リゾートがあり賑わっている。キャスタウェイ・ケイは、ディズニー・クルーズラインのゲストだけが楽しむことができる楽園リゾート。世界中のクルーズ会社が所有するプライベートアイランドの中で、3年連続で「ベスト・クルーズライン・プライベート・アイランド」に選ばれた実績を持ち、カリブ海域において最高の評価を受けている。ビーチチェア、パラソル、タオルなど必要なものは全てビーチに用意されている。子ども向けのアクティビティや大人専用のセレニティ・ベイ・ビーチやビーチ・スパなども充実。挙式もできる。

 

アラスカパシフィックコーストクルーズ

 氷河を巡るアラスカパシフィックコーストクルーズは、特にベイエリア在住の人にアクセスしやすいと人気のクルーズ。バンクーバーから出航して、ドーズ氷河を船内から観光し、スキャグウェイ、ジュノー、ケチカンに寄港するコースで、ドーズ氷河までは絶壁のフィヨルドが続くエンディコットアームの大自然を楽しめる。アラスカの大自然とディズニーのエンターテインメントの両方を味わえるこのコースでは、白頭ワシ、熊、ラッコ、クジラなどの野生動物も見ることができ、大自然の驚異を満喫することができる。期間限定クルーズ(毎年5月下旬~9月上旬頃)のため、特に人気が集中するコース。

 

注目の新航路や人気のイベントクルーズ

 2020年11月からは、3・4泊バハマクルーズで人気のディズニー・ドリームがカリブ海クルーズにも出航する。7泊の東カリブ海航路では、険しい山や美しい砂浜が広がる自然の宝庫トルトラ島やセント・トーマスに寄港し、5泊の西カリブ海航路ではメキシコのコズメルへ。もちろん、両航路ともに「ディズニー・キャスタウェイ・ケイ」へも立ち寄る。また、毎年人気を博しているイベントクルーズ、ディズニー・ファンタジー開催の「スター・ウォーズ・デイ・アット・シー」やディズニ-・マジック開催の「マーベル・デイ・アット・シー」も特定の航路で開催される。テーマにちなんだエンターテインメントやキャラクターグリーティング、特別なデッキパーティーが楽しめる。また、限定グッズやテーマにちなんだ食事も登場するなど、ファンにはたまらない内容となっている。

 

ホリデークルーズでマジカルな体験を

 1年を通して1番人気があるのは、ハロウィンやサンクスギビング、クリスマス、カウントダウンなどの特別イベントが行われるホリデークルーズ。キャラクターがレアな衣装に身を包み、ホリデーならではの装飾が施された船内で普段のクルーズでは味わえない雰囲気を楽しめる。「最初で最後の体験を」と訪れる参加者が、結局リピーターとしてまた戻ってくるという噂の「カウントダウンクルーズ」では、ニューイヤー用の帽子、カチューシャ、スペシャルグラスでシャンパンも振る舞われ、船上の花火やショーなどの演出は、まさに感動を誘う心に残る瞬間に。

 

新たな寄港地&客船も発表

 ディズニー・クルーズライン5隻目として今年発表された「ディズニー・ウィッシュ」は、ラプンツェルをアイコンに、今まで以上に豪華できらびやかな一隻となることが発表され、22年1月に処女航海を予定している。合わせてバハマ諸島ではキャスタウェイ・ケイに続いて2カ所目となる新しい寄港地の計画も発表されるなど、今後も続々と発表されるストーリーに目が離せない。

 

 

 

 

 

 

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