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中村 智晴

Tomoharu Nakamura

Profile

1976年生まれ。愛媛県出身。松山城南高校調理科を卒業後、料理の道に進み、約9年の下積みを経てサンフランシスコに渡米。サンフランシスコの日本料理店、SANRAKUのシェフとして10年在籍した後、自ら店を立ち上げ2014年に江戸前本格派スタイルの寿司処「和香」を開業。ミシュランの星を3年連続で獲得する。またワシントンDC、フロリダ、カリフォルニアの各地で開催される寿司職人が技を競う料理コンテスト、Sushi Mastersで3度の優勝を果たす。映画祭で10以上もの賞を受賞した『East Side Sushi』にも出演する。

 

期待を上回る満足の追求

食を通して人を幸せに

 

現在の仕事について

 サンフランシスコの寿司処「和香」のオーナーシェフを勤め、毎日板場に立ってお寿司を握っています。店をオープンしたのが2014年5月です。オープンしてすぐにミシュラン推奨店に選ばれ、現在3年連続でミシュランの星を獲得しています。食材、味、質、サービスなど、日々お客様にとって何がベストなのかを追求しています。週末は特に予約が取りづらいので3週間前くらいから予約することをお勧めします。

 

その道に進むことになったきっかけ

 小さい頃からお菓子作りが好きだったことと、兄がもともと調理科にいたことがきっかけです。ただ普通に学校に行くよりは、専門的なことを学んで職に就いた方がいいと思い、愛媛県松山市の松山城南高等学校で調理科に進学しました。学校ではだし巻き卵の作り方、包丁の使い方の基本となる桂むきや蛇腹きゅうりなど、料理の基本をはじめ、和洋中と一通りの料理の基礎を教わりました。高校卒業後は関西空港近くにある旅館、犬鳴山グランドホテルの「紀泉閣」で毎日ひたすら皿洗いや盛り付け、卵焼きを作るなど下積み修行を6年間続け、その後滋賀県の料亭に移りそちらでも3年ほど修行しました。合計9年間の下積みを経て、サンフランシスコの日本料理店のSANRAKUに入社し、10年間シェフとして在籍。今から7年前に共同パートナーに声をかけられ、約3年半の歳月を費やしてお店を立ち上げました。それが「和香」です。

 

ベイエリアに住むことになったきっかけ

 昔は、旅行が趣味でよく海外を訪れたりしていました。海外に行くたびに日本と外国の文化や考え方の違いを知るようになり、日本だけではなく他の国も見てみたいと思ったことがきっかけです。たまたまサンフランシスコに知り合いがいたので、その知り合いを尋ねに渡米しました。

 

英語は得意?

 苦手です(笑)。「マークロー(鯖)とマグロ(鮪)」を聞き間違えたこともあります。

 

英語力向上のための秘訣

 妻との会話でしょうか。子ども番組を子どもと一緒に観ながら英語を学ぶこともあります。家庭内の会話は、妻と私の間では英語、子どもと私の間では日本語、子どもと妻の間では中国語です。

 

休日の過ごし方

 家族サービスに限ります。2人目が生まれてきたので、尚更家族との時間を大切にしています。子どもたちは動物が好きなので、お休みの日はオーシャンビーチの隣にあるフォートファンストンに行って犬と触れ合ったり、サンフランシスコ動物園に行ったりします。最近はなかなか忙しくていけませんが、趣味のゴルフもレストラン仲間と行ったりします。

 

食生活について

 外食は頻繁にします。新しいお店に行くことがほとんどです。その店の料理を研究をしたり、インスピレーションをいただいたりしています。自宅の時は、妻が日本食に挑戦してお好み焼きやカレーを作ってくれたりします。私は普段自宅では料理をしませんが、子供の誕生日や特別な日には料理をします。

 

ずっとベイエリアに住みたい?

 そうですね。ベイエリアは少し北にいけば真冬も体験できますし、少し南にいけば夏もあります。自然が多いところも魅力です。日本の温泉や秋の味覚が恋しくなる時もありますが、ベイエリアはとても住み心地がいいです。

 

ベイエリアのお気に入りスポット

 ゴールデン・ゲート・ブリッジを渡り丘を上がった場所、バッテリー・スペンサーです。ゴールデン・ゲート・ブリッジ、サンフランシスコ市街、アルカトラズ、全てを見渡せる壮麗な眺めはため息が出るほど。

 

日本ではしていたのに

アメリカではしなくなった事

 日本では、よくサーフィンをやっていましたがベイエリアに来てからは水も冷たくあまりやらなくなってしまいました。

毎年必ず行くベイエリアのイベント

 日本町で4月に開催される桜祭りです。桜祭りには、日本の夏祭りを思い出させてくれるような屋台がたくさん出店するので毎年参加しています。

 

2018年の展望

 長女が生まれたばかりなので、もっとお父さんとして頑張りたいですね。仕事においては、今以上にお寿司が美味しくなる方法を研究し、常に最高の状態で、お客様に満足していただけるような料理を提供していきます。お客様がサプライズするような意外性を2018年は追求したいです。